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お知著書解説


『 大学生のための動画制作入門 -言いたいことを映像で表現する技術』    
大学生のための動画制作入門  『プロに学ぶ動画編集入門』をもとに、ネット上ではなかなか紹介できなかった事例や写真類を大幅に加筆、本になりました。TBSの黒岩亜純氏との共著になります。大学生を中心に中学生から社会人まで幅広い層の方にお読みいただけると思います。一般の方でも映像制作・編集が身近になった今日、この際、テレビの基本的な制作ノウハウを学んでみませんか。 

(2017年4月発行,慶應義塾大学出版会刊,定価1800円+税)



 現場で生まれ、実際に作ることを意識したテキスト (本書はじめにより抄録)


 (本書のできる)そもそものきっかけは、今から10年以上前、映像制作活動を伴うNPO活動をそれぞれしていた黒岩亜純と宮徹が出会い、一般向けの映像制作テキストの必要性について意気投合したことに始まります。

 当時、それぞれの団体には「映像制作をやりたい」という意欲ある学生さんたちがたくさん集まってきて活動していたのですが(その卒業生たちの多くが、今や映像の世界の第一線で活躍しています)、「何の知識もない人間に、その都度、一から口頭で教えていたのでは、手間ばかりかかる上に、広がりに限界がある」との考えから、テキストを作ろうということになりました。

 以後、それぞれの仕事の合間を見ながらミーティングを重ね、時間をかけて、少しずつまとめたものです。

 こうした経緯がありますので、本書は基本的に、映像制作の初心者を対象に、学びながら実際に映像作品を制作することを想定した内容になっています。

 とくに、テレビの世界(TBS)でディレクターとして長年仕事をしてきた黒岩の経験をもとに、文章表現の世界で長年仕事をしてきた宮が疑問点を聞いて、時に議論しながら、文字に落とし込んでいく形でまとめました。

 この過程では、TBSの報道局で培われてきたノウハウをベースにしながらも、NHKや他の民放各局の手法もヒアリングし、特定局に偏らず、できるだけ普遍的な内容とするよう心がけました。

 また、こうした異なるバックボーンを持ったふたりの合作であるだけに、本文中では、映像表現と文章表現を比較しながら説明されているような部分が時に表れるのが特徴と言えるでしょう。

 テキストの原本については、かなり前に完成していたのですが、ふたりの母校である慶應義塾大学の出版会の編集者である奥田詠二氏と出会ったことから具体的な出版の話が動き始め、大学でマス・コミュニケーション論を教える大石裕教授のご理解やご支援もあって、今回、ようやく日の目を見た次第です。

 こうした出会いはすべて偶然のものですが、ある意味、社会が要求した必然の出会いとも言えるでしょう。それだけ機が熟してきたのだと思います。

 映像表現についての教育、あるいはテキストづくりはまだ緒に就いたばかりと言えるでしょう。本書もまだまだ改良の余地が多いかと存じますが、今後の発展に向けたたたき台になればと願っています。


  2017年春                                   黒岩亜純  宮徹



【参考】 ブログ 『大学生のための動画制作入門』ができるまで
     ブログ 映像で歴史を遺そう−『大学生のための動画制作入門』の使い方例@
     ブログ 大学と地域の連携で映像ライブラリーを−『大学生のための動画制作入門』の使い方例A


【インターネット書店リンク】