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お知らせファミリーヒストリーの調べ方』


 【家訓作成編】
 16章  家訓はそもそも必要か(3)


 前のページでも触れましたが、通信教育大手のベネッセコーポレーションが2010年に行った家訓に関する調査に関して、もうひとつおもしろい話があります。

 「家訓」がない家庭は7割、「必要ない」も6割(ベネッセコーポレーション)

 それは、家訓がもともとあった家庭で育った親となかった家庭の親での意識の差です。

 家訓がもともとあった家庭で育った親の場合、「家庭に家訓は必要か」との問いに9割が必要と回答しているのに対し、なかった家庭で育った親の場合は3割にも達していません。この点でかなりの差が出ています。

 ここでまず注目すべきは、家訓がある家庭で育った方のほとんどが、「家訓は必要」と考えていること。ちゃんとした家訓があるなら、肯定的にとらえているし、これはやはり伝えていくべき、ということなのでしょう。

 逆に、家訓がない家庭で育った方に、「不要」と回答した理由を聞いてみると、

 ・状況に応じて、適宜アドバイスしていきたい
 ・子どもの自由な考え、感情を尊重したい
 ・あっても良いかもしれないが、「必ず要る」とまでは思わない

など。

 私の個人的な読みですが、「不要」と回答された方の多くは、いろいろあっても最後の「あっても良いかもしれないが、必ず要るとまでは思わない」といった考え方に最終的には集約されていくのではないでしょうか。

 このように調査を深読みすれば、全体としては、良い家訓があれば伝えたいが、とってつけたような家訓はいらない、というのが、一般的な意識であると思います。


 参考)ファミリーヒストリーづくりに役立つ本−家訓編一覧


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 ◆『ファミリーヒストリーの調べ方』 目次
 

  はじめに ファミリーヒストリー調査はここまでと割り切ればそれほど難しくない
  1章   ファミリーヒストリーとは何か
  2章   どこで割り切るか−目標の設定
 【家系図作成編】
  3章   戸籍を取る
  4章   墓碑銘を調べる
  5章   同時に戒名を記録しておく
  6章   代行業者に委託する際のポイント(上)
  7章   代行業者に委託する際のポイント(中)
  8章   代行業者に委託する際のポイント(下)
 【家伝記作成編】
  9章   兵籍簿を取り寄せる−戦争体験を残す一級史料
  10章    軍歴照会の方法
  11章    所属部隊の情報を調べる
  12章    親族にヒアリングする際のコツ
  13章    街は家族の生活の舞台、その成り立ちを知る
  14章    家伝記はデジタルデータで作ろう
  15章    目次を考えて、実際に書いてみよう
 【家訓作成編】
  16章   家訓はそもそも必要か(1)
       家訓はそもそも必要か(2)
       家訓はそもそも必要か(3)
       家訓はそもそも必要か(4)
  17章   時代とともに変わる家訓(1)


 【ファミリーヒストリーづくりに役立つ本】
       家訓編一覧

 【調べてみたらこうなった−家族史づくりの意外な効果編】
  その1   歴史が妙に身近に思えてくる(前)
       歴史が妙に身近に思えてくる(後)
  その2   多様な歴史観を持てるようになる(上)
       多様な歴史観を持てるようになる(中)
       多様な歴史観を持てるようになる(下)

   以降随時追加更新