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お知らせファミリーヒストリーの調べ方』

 【家伝記作成編】
 15章  目次を考えて、実際に書いてみよう



 家族史の調査も終わった、写真類もデータにしたとなったら、いよいよ家伝記全体の目次立てを考えて、執筆していくことになります。

 まず、目次立て。書きたいこと(トピック)を紙に書いてみます。もちろん、各家個別の事情やアイデア次第で自由に作ればいいわけですが、基本的には、以下のようになるのではないでしょうか。

 ちなみに、私は家伝記をパソコンのワープロソフトで作成しましたが、その際、原則としてワントピック1ページとしました(先祖個々人の紹介は、ひとり当たり1ページ)。

  ◆××家伝記 目次案とレイアウト例家伝記ページレイアウト例
  @表紙
  A目次
  B家紋の名称と由来
  C名字の由来
  D江戸時代の××家概観
  E先祖個々人の紹介
  F菩提寺
  G明治維新と××家
  H太平洋戦争と××家
  I震災と××家
  J家宝・伝来の品
  K編集後記

 中でも、Eの先祖個々人の紹介は、核になる部分です。しっかり書きたいものですが、戸籍と墓石の「2せき」調査がちゃんとできていれば、先に定めた1ページ程度の文章を書くことはそれほど難しくありません。

 このページで考えられる構成要素は、次の三つです。

  ・基本情報(生年月日、父母氏名、出生地、学歴、職歴、死亡年月日、死因と場所、菩提寺、戒名)
  ・写真
  ・エピソード(逸話、口癖、性格、趣味、創作物など)

 このうちの基本情報については、「2せき」調査と親族への聞き取りから事実関係をつかんでいれば、あまり考えずに書くことのできる部分です。

 これに写真を1〜2点、ページ内にレイアウトすれば、ページの半分以上はできてしまいます。残りは、人となりに関する話(エピソード)で埋めます。

 たとえば、口ぐせだったり、どのような性格の人だったのかだったり、和歌や俳句などの創作物があればその紹介、あるいは趣味が何だったか、といった話をひとつふたつするだけで、1ページはもう埋まってしまうでしょう。

 そして、最後の「編集後記」では、30年後ぐらいに家伝記の追加、作成をお願いしておくといいでしょう。30年後としたのは、おおむねひと世代後という意味です。その頃には、家族にとっての新たな歴史が生まれているはずです。


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