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お知らせファミリーヒストリーの調べ方』

 【家伝記作成編】
 12章  親族にヒアリングする際のコツ



 先祖の人となりを知るには、親族の年長者に聞くのが、なんと言っても一番です。できることなら、親族会を開いて、年配の方に語りあってもらうといいと思います。私も、家系図ができた段階で、親族の方々に集まってもらい、自由に話してもらう場を作りました。

 その際、各家庭に残っている先祖の写真や遺品があれば、持ってきてもらいました。

  びっくりしたのが、戦前の古い写真です。「こんな写真あったんですか?」という感じです。その時にはじめて曽祖父と曽祖母の写真を見ることになりました。

 曽祖父は昭和15年、曽祖母は昭和25年に亡くなっているので、昭和39年生まれの自分にとっては、なにせその時が「初対面」。「この人たちがひいおじいさんとひいおばあさんか」と感慨もひとしおでした。

 写真を見ただけで、親族会は最初から大盛り上がり。「やだっ、これ××にそっくりだ」、「この人、覚えてる。声に特徴があるんだよね」 など、自然に会話がはずみます。

 写真があるとないのとでは、先祖に抱くイメージのわき方が違ってきます。写真を持ち寄ってもらうというのは、話をはずませるためのひとつのコツでしょうね。

 さて、親族に先祖の話を聞くといって、何を聞けばいいのでしょうか。改めて押さえておきましょう。

 戸籍と墓石の調査からは、先祖個々人について、次の項目がわかります。

・氏名(旧姓を含む)
・生年月日と父母
・本籍地(住所)の変遷
・婚姻歴と子どもの有無
・死亡年月日
・戒名

 なので、これ以外について、聞き取りをしていけばいいということになります。 と考えると、

・学歴
・職歴
・人柄(性格やくせ、好物なども)
・夫婦の出会い

といった部分が聞きたいところでしょう。

 学歴や職歴を聞く際には、単にどこの学校や会社だったかという端的な事実ばかりではなく、「なぜ、そうだったのか」と疑問を持ちながら、聞いていくことをお勧めします。

 そうすることで、先祖のエピソードが出てきて、その人柄や考え方が浮かび上がってくることが多いからです。

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  ◆『ファミリーヒストリーの調べ方』 目次

   はじめに ファミリーヒストリー調査はここまでと割り切ればそれほど難しくない
   1章   ファミリーヒストリーとは何か
   2章   どこで割り切るか−目標の設定
  【家系図作成編】
   3章   戸籍を取る
   4章   墓碑銘を調べる
   5章   同時に戒名を記録しておく
   6章   代行業者に委託する際のポイント(上)
   7章   代行業者に委託する際のポイント(中)
   8章   代行業者に委託する際のポイント(下)
  【家伝記作成編】
   9章   兵籍簿を取り寄せる−戦争体験を残す一級資料
   10章    軍歴照会の方法
   11章    所属部隊の情報を調べる
   12章    親族にヒアリングする際のコツ
   13章   街は家族の生活の舞台、その成り立ちを知る
   14章   家伝記はデジタルデータで作ろう
   15章   目次を考えて、実際に書いてみよう
  【家訓作成編】
   16章   家訓はそもそも必要か(1)
        家訓はそもそも必要か(2)
        家訓はそもそも必要か(3)
        家訓はそもそも必要か(4)
   17章   時代とともに変わる家訓(1)

  【ファミリーヒストリーづくりに役立つ本】
        家訓編一覧

  【調べてみたらこうなった−家族史づくりの意外な効果編】
   その1   歴史が妙に身近に思えてくる(前)
        歴史が妙に身近に思えてくる(後)
   その2   多様な歴史観を持てるようになる(上)
        多様な歴史観を持てるようになる(中)
        多様な歴史観を持てるようになる(下)


   以降随時追加更新