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お知らせファミリーヒストリーの調べ方』

 【家伝記作成編】
 10章  軍歴照会の方法



 兵籍簿の具体的な請求の方法についてみていきましょう。

 役所に兵籍簿の写しを請求することを、一般的に「軍歴照会をする」と言います。照会先は、陸軍なら都道府県庁、海軍については厚生労働省となります。

 いずれもおおもとの情報元は兵籍簿ですが、そのものの写し(コピー)ではなく、一部情報を整理、抜粋したものを「軍歴照明書」として発行する自治体もあるようで、対応の仕方がやや異なるようです。

 説明しやすいので、まずは海軍から。海軍は厚生労働省が一括して受け付けています。下に厚生労働省の該当するページをリンクしました。請求の詳細は記載されていないので、同省まで電話でお問い合わせいただくのがいいでしょう。直接的な窓口ではありませんが、東京都のページには海軍の取り扱いについても書かれていますので、こちらもご参照ください。

 旧軍人軍属の恩給、軍歴証明書に関する業務(厚生労働省)
 軍歴証明について(東京都)

 次に陸軍ですが、こちらは都道府県庁が照会先となります。

 ここで注意すべきは、どこの都道府県庁に照会するかです。

 兵籍簿は、ご本人が復員した際に本籍のあった都道府県に保管されています。たとえば、新潟に復員してきた後、東京に出て、最後は東京で亡くなったという方の場合は、新潟県庁に照会することになります。

 ですので、ご本人が復員してきた際の本籍地を知る必要があります。ただ、家系図を作成する際に古い戸籍を取得していれば、これはわかるはずです。

 次に請求する資格者ですが、3親等以内の親族である場合が一般的です。具体的には、請求する方から見て、父、祖父、曾祖父、叔父(場合による)にあたる方の軍歴照会が可能というわけです。

 軍歴照会は行政側にとっては恩給の支給に関わる業務といった側面が強く、必ずしも市民側が家伝書を作成するために保管しているわけではありません。いつ請求できなくなってもおかしくはないので、思い立ったが吉日で早めに請求しておいた方がいいでしょう。

 以下、主な都道府県の軍歴照会に関わるページをリンクしました。ご参考まで。

 旧軍人軍属等の兵籍等(岩手県)
 旧軍人・軍属関係情報の提供について(栃木県)
 兵籍簿等の提供申請について(新潟県)
 軍歴の照会方法(長野県)
 軍歴に関する個人情報の開示について(静岡県)
 軍歴証明書の交付・軍歴資料の閲覧について(広島県)
 Q&A軍歴を確認したい (徳島県)

 軍歴資料の閲覧・写しの交付について(福岡県)

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