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お知らせ『ファミリーヒストリーの調べ方』



1章 ファミリーヒストリーとは何か



 一口にファミリーヒストリーといっても、あまりにも漠然として、人によりイメージする内容は異なるかもしれません。

 そこでまず、ファミリーヒストリーとは何かを自分なりに定義して、どのような作業をしなければならないのか、確認することから始めましょう。

 私の場合、まず「家族史をまとめたい」と思った時、「家系図はもちろんだけれども、それぞれの先祖がどのような人物で、どのような考え方あるいは生き方だったのか、できるだけわかるようにまとめたい」と考えました。

 これを図式にすると、以下のようになります。


ファミリーヒストリー = 家系図 + 家伝記


 このうち、家系図は皆さんもすぐにイメージできると思いますが、ちょっと説明を要するのが、家伝記だと思います。

 これはあくまで私なりの定義なのですが、家系図に記載されている各先祖の簡単なプロフィールやエピソード、さらに、家紋、家宝など、家に伝わる様々な伝承をまとめた本、です。

 たとえば、私の曽祖母は戦後まもなくに亡くなったため、私は一度も会ったことはありませんが、我が家の家伝記には叔父や叔母から聞いた彼女のエピソードや生前の写真が載っているので、おおまかなイメージは持つことができます。

 このふたつ、家系図と家伝記がセットになって、初めてファミリーヒストリーが成立する、と私は思っています。

 家系図だけ作成しても、それぞれの先祖がどのような人物だったのかわからなければ、それは単なる名前のら列でしかありません。それでは、ありがたみも半減です。NHKの『ファミリーヒストリー』を見て、皆さんが感動するのも、家系図を見てではなく、それぞれの先祖の生き様(ここでの「家伝記」部分)を見ての話でしょう。

 そう思えば、次はこのふたつを作成するための作業を進めようということになります。となると、まずやらなければならないのが、家系図作成。それができた上で、家伝記作りに入る、という順番になるでしょう。

序章 ファミリーヒストリー調査はここまでと割り切ればそれほど難しくない 全体目次 2章 どこで割り切るか-目標の設定



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